GCCAについて
GCCAについて
社長を除いた9人のメンバーは私のような外部の人間が入ることへの抵抗感は当然ありますし、ましてや「研修」というような
ものを受講した経験も殆どありませんでした。
毎月一度、土曜日と日曜日の貴重な休日を「会社の改革」と言われて参加しろと言われることにかなり無理があるのは当然ですよね。
「会社組織の中で働く組織人としてどのように会社に貢献するか」というよりも、工場勤めをして月々の給与を得る、といった感覚が強いからだと推察出来ます。
ですが初回の集まりで分かったことは、実に気の良い人たちであることと、私を早い段階で受け入れてくれたことです。
これなら出来るという感覚を持てましたので会社の現状共有について徹底的な話合いに入りました。
会社の問題を構造的に把握し、いくつかの大きな問題の核心原因について議論した訳ですが、経営システムやマネジメントのあり方。更に具体的には経営者のマネジメント行動が原因であるという結論をメンバーは導き出しました。
社長は1年前に全く別業界から入ってこられた人(O社の親会社のオーナーが登用。前社長はO社の創業者社長で退任されて現社長と交代)であり、私とは10年以上前からの知り合いで「会社を変えたいので手伝って欲しい」と要請を受け、『会社を自分達の手で変革するプロジェクト』が2015年始めから始まった訳です。
メンバーは明らかに経営者である社長に対する不満を口にしたのです。
私は、社長と改めて話し合う必要を感じました。社長からきいている現状の中には、自分と社員の人間関係についての話はなかったからです。・・・・以下、社長との話し合いについては次回のコラム掲載とします。